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ライフセービングの聖地、豪州から新しい競技会が日本で初開催

ライフセービングの聖地、豪州から新しい競技会が日本で初開催

ライフセービングは、オーストラリアで生まれた独自の社会活動、そしてスポーツですが、その聖地ともいうべき国で30年ほど活発に実施されているユニークなスポーツイベント「ライフセービング・パトロール・コンペティション」が、2019年10月26日、27日に、千葉県南房総市で開催されました。

本イベントは、オーストラリアおよび日本のライフセービング協会のバックアップを受け、有志により企画・運営されたものです。大会にあわせて全豪のチャンピオンで構成される選手、そして全豪大会で審判を務める経験豊富なスタッフが来日。日本各地で活躍し、救助技術を高めたいライフセービングクラブと、競いながら交流を深めました。

台風や大雨被害に見舞われた地元の方々のあたたかいバックアップのもと、当日は天気にも恵まれ、記念すべき初めての大会が開催されました。日本から5チームが参加。溺れた人を一刻も早く救助するためのサーフ競技だけでなく、基本知識が試される学科試験、心肺蘇生を正確にチームで実施する競技、そして選手には事前に内容を知らされず、実際に海水浴場で起こった事象を取り上げ、限られた時間で救助を行うシュミュレーション競技などが開催されました。

実際に参加した葉山ライフセービングクラブの加藤さんは、「ゲーム形式でレスキューを 競うこの大会は、今まで日本にはないもので、選手としてとても楽しかった。ルー ルの下でライフセーバーの判断や動作が評価されるのは、空手の型の競技ような ものかもしれない。繰り返し練習を続けることで、現場の救助にも確実に生かせ ると思う」と感想を話しました。

また、今回初来日となったオーストラリアの大会で審判長を務めるジョン・ブラディック氏は、「我々が30年かけて作ってきた事業を、たった3年(の準備で)日本は初開催に漕ぎつけた。これは日本にライフセービングの文化が根付いている証拠。私たちライフセーバーの目標は国境を越えても1つ。自分たちが切磋琢磨して、事故を無くしていくこと、そして自分と仲間を高めあっていくこと。その同じ気持ちを、ここ日本で実感することができた。今度は私たちオーストラリアに来て、本場で戦って欲しい」と締めくくりました。日豪の交流が、今後もっと発展し、海の安全品質が高まることを予感させる事業となりました。